ネットラジオマイクレビュー/CUSTOMTRY CM-2000（激安ボーカルマイク）
CUSTOMTRY CM-2000（激安ボーカルマイク）
CUSTOMTRY CM-2000（CLASSIC PRO CM5Sと同じ）を、ネットラジオやPodcast用マイクとしてレビュー。
目次
CUSTOMTRY CM-2000の概要
本体は980円の激安マイクとして知られている、CLASSIC PROのCM5Sと全く同じもののようである。CM5Sには、マイクホルダーとハードケースが付属するのに対して、CM2000には、それらは付属せず、代わりに5mのケーブルが付属する。
そのままでは高域に独特の癖があり、ハウリングにも弱い。
簡単な改造で、SM58にそっくりな音質と思考特性に変化することで知られており、SM58の本数が足りないときに、予備として用いられるケースもある。
SM58のグリルボールをCM2000に、CM2000のグリルボールをSM58に取り付けることが可能だが、両社は別物だ。
スペック
- 形式：ダイナミック
指向性：単一指向性 - 周波数特性：80Hz-15kHz
- 感度： -73dB±3dB
- スイッチ：有り
- 質量：約214g
- 付属品： マイクケーブル（5m）
視覚障害者視点で形や質感を説明
頭が丸く、握り部分が下に行くほど細くなっている、多くの人が「マイク」と言われて連想する形。
ダムやジョイサウンドに置いてあるマイクよりも握り部分が細めで、全体的に小さめで軽い。金属でできているのに、ずっしり感がない。
音声テスト
総評
高域が強く、耳が痛い。EQで高域をカットしないとそのままでは少々厳しい。
ポップノイズにも決して強くない。
独特な高域を持つことから、歯擦音が目立ち、こちらも耳に付く。
ショックマウントも弱いが、電気的な外来ノイズには強い。
トーク中心のネットラジオ用マイクとしては、残念ながら不向きであると言わざるを得ない。
筆者の好み
申し訳ないが、嫌いである。
高音が耳についてうるさいし、カラオケマイクみたいな形をしてて、歌でも歌うのか？という気分にさせられるため、「ラジオ放送をやっているんだ」という満足感に浸れない。
